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能登支援 国を超え心は一つ ~新聞掲載~


2024.6.18

□■■6月6日(木曜日) 中日新聞 朝刊 ■■□
能登支援 国を超え心は一つ
オイスカ高提供の米で炊き出し 駐日スリランカ大使が講演


能登半島地震の被災地に自ら炊き出しした駐日スリランカ大使ロドニー・ペレーラさんが4日、オイスカ浜松国際高校(浜松市中央区和地町)で講演した。支援では、同校の生徒が育てた「オイスカ米」120キロを使いスリランカカレーを提供。「持っていないものを出し合い、チームで仕事をする大切さを改めて感じた」と感謝を述べた。

ペレーラさんは、かつて国際本部で核兵器廃絶を目指す仕事に従事した。その経験から「平和はまず自分から始めよう」という言葉を大切にしている。能登半島地震が起きた時、インドネシア・スマトラ沖地震(2004年)で日本から被災した故郷を助けてもらった恩返しをしようと決めた。「日本とスリランカは人口も経済の規模も違うけれど、心は一緒」と語った。

同校は昨年6月、文化祭でペレーラさんに講演を頼んだ。その縁で、全校生徒が育て、収穫した米2キロを贈った。そのおいしさを覚えていたペレーラさんは、炊き出し用にオイスカ米の提供を頼んだ。4月25、26日に石川珠洲市と七尾市で2500食を提供した。

ペレーラさんは「国は違っても、助け合ったり笑ったり本質は同じ人間。お互いを理解し、尊重し合えば世界は良くなるはず」と呼びかけた。全校生徒520人が拍手を送った。         (高島 碧)