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「あおいプロジェクト」に参加 ~フタバアオイの里親~ 


本校も、今年から「あおいプロジェクト」に参加させていただくことになりました!

 「あおいプロジェクト」とは、京都三大祭りの一つである「葵祭」で使用する「フタバアオイ」の里親となって1年間大切に育てるというものです。葵祭は、日本最古の祭りともいわれ、約1400年前から続く歴史あるお祭りです。下加茂神社と上加茂神社で、毎年5月15日に開催されるそうです。この祭の見どころは、天皇の使者である勅使が下鴨、上賀茂の両神社に参向する道中の「路頭の儀」と呼ばれる平安貴族そのままの姿で行われる大行列です。近衛使(勅使代)をはじめ検非違使、内蔵使、山城使、牛車、風流傘、斎王代など、平安時代の姿そのままに馬36頭、牛4頭、500余名の行列が京都御所建礼門前より出発し、王朝絵巻さながらに行われるそうです。その行列に並ぶ人や、馬や牛に使われるのが、今年から本校でも育てることになった「フタバアオイ」です。

 毎年開催される葵祭では、約1万株のフタバアオイが必要となるそうですが、フタバアオイの自生地は、開発による自然環境の変化や動物の食害で減少。そこで、上加茂神社が「あおいプロジェクト」を立ち上げ、小学校を中心とした教育機関や企業・団体・個人等にフタバアオイを育ててもらうようになったそうです。

徳川家の家紋にもなっている フタバアオイ

 本校には、浜松で「あおいプロジェクト」を支援する「葵の会浜松」の坂口さんが、フタバアオイを持ってきてくださいました。坂口さんは、20名ほど集まった生徒たちの前で、プロジェクトの内容をお話くださり、フタバアオイの育て方まで丁寧に教えてくださいました。
 坂口さんは、葵祭の伝統の継承を手伝いたいという気持ちと、浜松が徳川家康ゆかりの地であることから、この「あおいプロジェクト」を積極的に支援されているそうです。フタバアオイは、1週間に一度水やりをして、1年間大切に育てます。育ったフタバアオイは、再び京都に送り、そこでもう1年成長させてから葵祭で使用されるそうです。生徒たちの育てたフタバアオイが、歴史あるお祭りで使用される日が楽しみですね。